たとえばドアノブ
「God is in the detail」(神は細部に宿る)というキーフレーズで知られ、近代建築のコンセプトの成立に貢献した建築家ミース・ファン・デル・ローエ。
詳細にこだわってこそ、それの本質が決まるので、
細かいところまで気を使わなければいけない。
ほんの些細な部分で違いが生まれ細かいポイントまで気を使ってこそ
良いモノができるという意味です。
家具でも同じです。
家具を選ぶ際、まずは木目調シールなどではなく木なら木、コンクリートならコンクリート、アイアンならアイアンといったように~調や~風は避けたほうがいいです。
次に継ぎ目や取っ手など細部にまでこだわって作られているか?を見ます。
構造上すべてを削り出すというのは不可能なんで家具はこのように継ぎ目があります。
写真のように綺麗な継ぎ目なら合格ですね。
取っ手の形状もポイントです。
写真のように無垢材から丁寧に削りだしたものは材料代も製作時間もかかりますが作り手のこだわりが見えます。
この作り手の想い(こだわり)が僕にとって大切でお客様に届けたいと思えるか思えないかの指標です。
北欧が流行ったらデザインの上辺だけを真似した北欧風、インダストリアルが流行ったらとりあえずアイアンの脚に古材の切りっぱなしの天板のっけとけみたいな想いが感じられないものは扱いたくありません。
サイドボードの脚の形状もわざわざ面倒なことをしています。
このわざわざが良いと思います。
もはや職人泣かせの領域。
構造面での耐久性ギリギリまで削ぎ落しています(笑)
ダイニングテーブルの天板は小さなお子様の顔の高さです。
手間ですが無垢材を削り出しエッジに丸みがあればキズにはなりませんし、
見た目も柔らかな印象になります。
新築を建てる時やリフォームをする時にもディティールにこだわってみてはいかがでしょうか?
たとえばドアノブやスイッチ。
実際に一日に何度も触れる部分だからこそ目にとまるポイントです。
床材や壁紙、キッチンやお風呂などに比べて軽く見られがちですが是非こだわってみてください。
仕上がった時全然違います。
神は細部に宿りますから(笑)
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